自宅で生活したい

私が定期的に訪問している、一人暮らしのAさんは、野菜づくりや料理を趣味とする、元気が自慢の90代。しかし、今年初めに車の運転をやめたことをきっかけに、毎日食事を準備することでさえも億劫になりました。「今まで通りの生活をしていきたいが、できないことが増えてくるかもしれない」と、不安な気持ちを話されました。
Aさんのように車の運転をやめたことで生活に不安を感じるようになったとの声をよく聞きます。
新型コロナウイルス の影響で今は開催できていませんが、協議体が再開したときには、誰もが安心して住み慣れた場所で過ごしていく方法を、みなさんと一緒に考えていけたらと思います。

気持ちの変化

本会で成年後見人として支援しているAさんは、脳梗塞や認知症を患っていますが、ご近所さんやヘルパー、訪問看護師にサポートしてもらいながら、在宅生活を続けていました。数ヶ月前からは、病状の悪化もあり、入院生活を続けています。
新型コロナウイルス感染防止のため、面会できない日が続いていましたが、先日久しぶりにお会いすることができました。以前は「長年過ごしてきた自宅で最期まで生活したい」と度々話されていましたが、「病院では、毎日お風呂に入れるようになり、常に誰かに見守ってもらえるので、安心して過ごせて良い」と、気持ちの変化を話されました。
今後はどこで生活をしていくのか、Aさんにとって1番良い方法を一緒に考えていきたいと思います。

幸せのおすそ分け

先日、Aさんのお宅を訪問すると、ペットボトルを花瓶がわりに、花が飾ってありました。Aさんは「この花は、少し前にご近所さんからおすそ分けしてもらってね。家に花瓶がなかったからペットボトルを花瓶がわりに飾ってみることにしたの。もらった時はまだ椿は蕾だったんだけど、今朝になると立派に花が開いたのよ。今日はちょっと憂鬱な気持ちだったけど、なんだか元気を貰えてよかったわ」と話されました。一輪の花が、Aさんを幸せな気持ちにさせてくれたエピソードを聞き、幸せな気持ちになりました。

私たちの役割

本会の権利擁護センターでは、月に1度、市民支援員を交えた会議を行い、金銭管理のサポートをしている方の情報交換をしています。今月の会議では、市民支援員として活動するAさんが「今年の秋から訪問しているBさんは、初めてお会いした時は緊張した様子でした。早く打ち解けられるといいなと思っていたのですが、3回目に訪問したときには「お金の管理を手伝ってもらえるようになってから、生活が安定し、自宅にテレビもつけられるようになり、嬉しいです」と笑顔で話してくれたので安心しました」と話されました。
Bさんが安心して生活できるようになったことで、表情も明るくなったエピソードを聞き、温かい気持ちになるとともに、私たちは利用者さんの生活を支える、重要な役割を担っているんだと改めて感じた瞬間でした。

日頃からの意識

先日、Aさんのお宅に伺い話をしていると、少しぎこちない表情をしていました。どうしたのか尋ねると「家に人が来ることはあまりないので緊張しています」と話されました。
私たちは、生活状況を知ることやできるだけ話しやすい環境で話してもらうことを目的に、自宅を訪問することが多くあります。また、「入って入って」と言い、リラックスした様子で話される人が多いこともあり、私自身、自宅を訪問することは相手のプライベートな空間に入るということであるという意識が薄れつつあることに気づかされました。
自宅を訪問することや話を聞くことを通じて、相手の生活エリアに入らせてもらっているという意識を日頃から忘れずにいようと感じたひと時でした。

いろんな価値観

先日、金銭管理のお手伝いをしているAさんの自宅に伺い、来月の予定を打ち合わせしました。
Aさん宅には、布団やエアコンがないため、購入しないか尋ねたところ「夏は暑いから、畳の上で寝ているよ。柔らかいところで寝るのは苦手だし、今は何の不自由もなく過ごしているよ。エアコンの冷たい風は苦手で、窓を閉めきると窮屈な気持ちになるから必要ない。今の環境が1番過ごしやすいんだよ」と話されました。
布団やエアコンは、生活するうえで必需品だと思っていたのですが、それはあくまで私個人の考え方であり、人それぞれ考え方や感じ方が違うんだと気付かされたひとときでした。今後も、相手の考え方や価値観を大事にしながら、その人にとって1番良い生活を一緒に考えていきたいと思います。

困ったときはお互い様

私が定期的に訪問している方で、とても助けられ上手な方がいらっしゃいます。
Aさんは、高齢なこともあり、日常生活の中で自分でできないことも増えてきたそうですが「通院時の送迎は、世話好きなBさんが、昔可愛がっていたCさんが、エアコンのフィルター掃除や電球の交換をしてくれる。困ったときは、周りの人が助けてくれるから、安心して楽しく生活しているよ」と、いつもとびっきりの笑顔で話してくださいます。
そんな明るいAさんの周りにいる方も、いつも楽しそうに笑っている様子を見て、みんなに助けられているAさん自身が、自然と周りの人を元気にしているんだなと感じました。
地域には、「本当は助けてほしいけど、人に頼ることは申し訳なくてできない」という気持ちをお持ちな方がいらっしゃる一方で、「誰かが困っていれば手伝いたいけど、突然話しかけると不審がられるかな」という気持ちをお持ちな方もいらっしゃいます。
「助ける、助けられる」という関係だけではなく、感謝をされることで嬉しい気持ちになったり、会話を交わすことで元気づけられたりと、「お互い様」という関係が広まっていくと、困った時に自然と助け合うことができるのかな、と感じました。

小さな楽しみ

先日、定期的に訪問しているAさんのお宅で「これを見て」と声をかけられ、「魚柳梅」という名前の小さな植木の花を見せてもらいました。「友人とつつじ祭りに行ったとき、この小さな花が気に入って買ったの。水やりをしたり、仕事に行く前に話しかけていて、それが毎日の楽しみになっているんです」と、笑顔で話してくださいました。可愛らしい花を見つめるAさんの表情はとても明るく、日常生活の中でちょっとした楽しみを見つけることは素敵だなと感じました。

元気の秘訣

先日、90代の男性Aさんのお宅を訪問すると、持っていたノートを見せてくださいました。そこには、車の走行距離や気温、出納簿など、毎日の記録が書かれていました。何のための記録なのかを尋ねると「私が考えた、認知症予防法だよ。日記だと、何を書くか迷うけど、数字なら何も迷わずに書けるから、無理なく続けられている。おかげで、90歳を過ぎた今でも、野菜を作ったり、車でお出かけしたりと、元気に過ごせているよ」と教えてくださいました。無理のない方法で元気を保てることは素敵だなと感じました。

春の訪れ

 先日、山田校区で広報紙を配っていると、梅の花が咲いていることに気づきました。

 まだ3分咲きでしたが、少しずつ春が近づいているんだと感じ、わくわくした気持ちになりました。
 花や自然の美しさは、嘉麻市の魅力のひとつだと思うので、たくさんの花が咲くこれからの季節が楽しみです。綺麗な景色がたくさん見られると嬉しいので、おすすめのスポットがあったら、ぜひ教えてください。