桜の儚さとともに

権利擁護事業で訪問しているお宅の近所には、立派な門が残った空き地があります。
小高い丘の上にあり、道も細いことから、「個人のお宅だったのかな」とあまり気にかけていませんでした。
ご近所の方と一緒に、散り始めた桜を眺めていたところ、ここには昔病院が建っており、この門から患者さんやお見舞いに来るご家族を迎え入れていたことを教えてもらいました。

山桜が点在していると思っていたのも、人の手で植えられていた桜で、草木が生い茂った山の斜面をよく見ると、伸びきったソテツも並んでいました。
今にも朽ちそうな桜の幹ですが、今年も綺麗に咲き誇り、その下を猫が気持ちよさそうに歩いています。炭鉱住宅が並び、たくさんの人が生活していた時代を想像し、時の流れの儚さに思いを寄せました。