地域の中でふつうに暮らしたい 〜何が「障がい」で、だれが「障がい者」か?


今日は、イイヅカコミュニティーセンターで行われたNPO法人 人権ネットいいづか啓発事業~障がい者問題を考える〜に参加しました。NPO法人ちくほう共学舎「虫の家」事務局長の髙石 伸人さんが、『地域の中でふつうに暮らしたい 〜何が「障がい」で、だれが「障がい者」か?』というテーマで講演されました。
はじめに、地域の中でふつうに暮らすとは健常者の社会で生きるということであり、これは障がいを持っている方にとってハードルが高いことなのだと話されました。また、障がい=なおすべき対象、マイナス、不幸。ずっとそう見られてきた人たちはどう感じてきたのだろうか、分からないからこそ心の奥底を想像しなければならないということや、近代化を進める中で、人に社会の役に立つことを求め、精神障がい者やハンセン病者を隔離し、人生を奪った責任が私たちにあるということについて話されました。
話の中で、「一つだけ障がいを引き取ってくださいと言われたら、あなたは知的・身体・聴覚・視覚・精神のうちどの障がいを引き取りますか」と問われ各々で考えました。その答えには、それぞれの障がい感が反映されている、その障がい感はどうなのか、自分は障がいの最重度から最健常のどの位置にいるのかを問われました。からだの条件はみんな違う、決められた枠の中に入ったら「障がい者」と呼ばれるだけであり、自分との違いが大きい人を見て「障がい者」と呼んでいるのだと指摘されました。
他にも自分の価値の押しつけや、合理的配慮などいろいろな話をされました。その中で特に印象に残ったのは、すべての「いのち」は、とても小さな確率で生まれてきてくれたのであって、それだけで奇跡。生まれてきたいのちに過不足はなく100%なのだという話でした。障がいを持っている持っていない、何かが出来る出来ないではなく、その人のありのままを認め、その人がありのままに生きていくことが大事なのだと感じました。