今月の一冊

広報紙えがおに、毎月職員が読んだ本を『今月の一冊』として、掲載しています。
11月号に掲載した『気にしすぎ症候群』という本をご紹介します。
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著者:伊藤 明 出版社:小学館

気になる物事というのはどんな人にもあると思います。明日の天気や家族の健康、他人の顔色、事故のニュース、国内外の政治の動き、外国でのテロ、環境問題等々。
この本では、気にするという行為そのものは生き残るための「リスク回避」ですが、気にしすぎは「過度なリスク回避」であり、気にすることで自分が生きていく上での不安を全て排除できるという思い込みから来ていると述べられています。
現代社会はメディアやインターネットにおいて様々な情報が溢れています。新聞を読む、テレビを見る、あるいは検索をすることで情報はすぐに手に入ります。平均貯蓄額、食品添加物の情報、環境問題、SNSでは個人のプライベートなことまで。それらの情報が即座に入ってきてしまうがゆえに他人と比較し、必要以上に自分の状況を悲観的にとらえてしまうことで「気にしすぎ症候群」になってしまうとも筆者は主張しています。
そんな「気にしすぎ」を治す方法はまず自分が気にしていることに気づき、そこからそれぞれのタイプによって対処をし、気にする時間と量を削っていくという方法があること、一気に治すのではなく徐々に段階を踏んで治していくことが一番の近道であると述べられています。
日々を過ごしている中で「気にしない」ことはできませんが、「気にしすぎ」の自分がいることを受け止めながら、少し考え方を変えたいと思います。(まる)