いつまでも住み慣れた地域で暮らしたい

今日は、夢サイトかほで、第6回支えあいのまちづくりサポーター養成講座を開催し、42名の方が参加されました。『いつまでも住み慣れた地域で暮らしたい ~認知症を考える~』というテーマで、福岡市にある宅老所よりあい代表の村瀨孝生さんからお話を伺いました。
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村瀨さんは、23歳で特別養護老人ホームに就職した時「老い」ということを知らなかったこと、いろんな利用者の方と出会う中で、老いとは理屈どおりにいかない世界だということを感じるようになったこと、過去にタイムスリップされる方もいらっしゃるがそれは過去を生きているのではなく過去のフィルターをとおして今を生きておられるということ、ボケというのは分からなくなったのではなく人間の変様であり決して病気ではないことなどの話をされました。でも今は、家庭や地域にそういった余裕や優しい雰囲気がなくなってしまっていませんか、物忘れがあったり、気になる行動があるとすぐに異常だと診断され認知症とひとくくりにされてしまっていることをちょっと立ち止まって考えてみませんかと投げかけられました。時間と空間の見当がつかなくなり老いが深まりボケの世界を生きることは人間の人生の自然のことだという話から、つい何かできなくなることをマイナスにばかり捉えている自分に気付かされ、考えさせられました。
また、宅老所よりあいでは、利用者の方が自由に外に出ることができ、安全を守れるように、見かけたら教えてくださいというカードを地域の方に配布されているという話があり、そういった雰囲気を地域でつくること、一体となってみんなで見守ることの大切さについても学び、ありのままに老いることを理解したうえで自分にできること、地域でできることは何なのかを考えたいと思いました。
参加されたみなさんも、深くうなずかれながら真剣に聞いておられました。いつまでもありのままで安心して暮らせる地域づくりについて改めて考えることができた貴重な講演でした。